Cross Talk クロストーク
01
ものづくりの独自性に惹かれて
まず初めにみなさんが向陽技研を知って、
入社したいと思ったきっかけを教えて下さい。
02
良い意味でも悪い意味でも
入社した前と後とでイメージが変わったことはありますか?
伊田-
入社する前は座椅子のラチェットギアを作っていて、トップシェアということぐらいしか頭に入っていなかったのですが、製造部に入ってみて昇降脚や回転盤など幅広い製品を製造しているところにさらに興味が深まりました。
いずれは設計に携わりたいと思っているので、今は一つひとつ学んでいるところです。
岡崎-
私は、先ほど取材させてもらったこともあると言いましたが、その取材の中で実際に各部署の方にどういった仕事をしているのか色々とお話を伺って業務内容をある程度理解した上で入社しました。
ただ、やはり話を聞くだけというのと実際に働いてみてというのとでは感覚といいますか、入社後は自分の実体験から学ぶことが多いので、そういった意味でのギャップは凄くありました。
間宮-
工場見学へ何回か参加した際に、プレス機を始め機械一台一台が大きいので、取り扱うにあたって単純に怖い印象を抱きました。
入ってからも恐怖感がどうしても拭えない部分があったのですが、仕事をしていく上でそういった緊張感を持つことも必要なのかなとは思います。
向陽技研では怪我をさせないような取り組みが充実してて、安心・安全面の配慮をしっかりと行っている会社という印象です。
悪い意味で印象が変わったっていうのはなかったんですね
勝又-
悪い意味でとなるととても難しいのですが(笑)
私は製造部に配属されて現在は主に昇降脚の製造に携わっていて、重量物を取り扱う現場なので、体力面で正直追いつかないところはあります。
普段使わない筋肉を使うため、過去には腰を壊してしまったこともありますし。
希望していた部署なのでやりがいはありますが、正直体力面で大変だなと思うことはあります。
03
リアルな関係性
2021年の同期入社は4名なんですか?
岡崎-
2021年4月の入社という意味ですとここにいる4人ですが、もう一人、私たちより半年早く入った男性がいます。
彼は海外の大学出身で9月卒業ということもあり、3月卒業の私たちより早く入社したみたいです。
ですので、広い意味では同期は5人です。
一足早く研修を終えて営業課に配属され、私は同じ営業課でデスクが斜め前ということもあり、顔を合わせる機会は多いです。
今回のように皆さんで集まる機会はあるんですか?
岡崎-
部署が異なるのでタイミングが合わず頻繁に会うことはできていないですが、先輩方からはみんな仲良いねとは言われます。
間宮-
そういえば言われたことあったね。
伊田・勝又-
笑
04
慣れない研修が絆を深めるきっかけに
研修を受けている中で印象的だったことはありますか?
岡崎-
昇降脚(KV)の研修が印象に残っています。
先輩曰く、新入社員は基本的に昇降脚の製造に関わることはほとんどないと仰ってたのですが、私も含めてここにいる4人全員が昇降脚の製造を一時期携わることになったんです。
間宮-
受注が多い時期に人手が必要で研修期間中に僕達も担当することになりましたが、工程の多さに最初は困惑しました。
一人ひとりで製品を組み立てる作業の研修後にこの昇降脚の研修に参加することになり、複数名で流れ作業で行う作業内容は不慣れだったので、大変だなと思いました。
伊田-
間宮くんも言ってる通り、他の製品と違って工程が多いので、一人が一工程して次の工程を次の人がしてという作業の流れに戸惑いました。
岡崎-
最初の研修では、1時間あたりの目標組立個数を定めて、黙々と製品を組み立てていました。
それまで一人で行っていた作業が突然4人で一つの作業となり、しかも梱包を含めてだったので、後工程の人がすごく早いと前工程の人に影響が出て、逆に前工程の人がすごく早くて後工程の人が遅いとどんどん溜まってくるので、スムーズに進められるように必死に作業を行いました。
そういう戸惑いがみんなあったと思います。
間宮-
新人だけではなく先輩も一緒の作業に入っていたのですが、経験値が違う分早い方も多いので、作業効率を上げられるように気をつけていました。
勝又-
私も他の3人と同じく、大変だった記憶があります。
その頃はベトナム人の研修生も働いていたので、一緒に昇降脚の作業をしていたのですが、スピーディーなのでなかなか大変でした。
今も昇降脚の製造に付いていくのに必死ですが。
でも、この研修があったおかげで、みんなと色々な感情を分かち合えた感じはします。
05
一歩一歩、着実に
成し遂げたい夢や目標について教えてください
間宮-
当初は開発設計に携わりたいと思っていましたが、今は任せてもらっている仕事と向き合って経験を積み重ねて、先輩に教えていただいたことを今後後輩ができた時に同じように教えられるようになるのが僕の目標です。
あとは、フォークリフトの免許を取れるよう知識を蓄えている状態です。
伊田-
僕も開発設計志望で入って、特に設計に興味があります。
最近は製造1課の順送プレスという自動で材料を流して、金属製品を大量に作れる機械を担当していますが、メンテナンスや材料交換の際にもっとスピーディーにすることを目標に「生産効率の向上」に重きを置いて頑張りたいです。
扱う機械の力が大きくて今も尚研修中なのですが、早く一人で順送プレスを回していきたいと思っています。
勝又-
私が所属する部署はパートさんも合わせて女性が4人と少ないので、いずれは女性初のリーダーとして、まとめていける立場になれればと思います。
的確に指示くださる先輩方を見習いながら、昇降脚のライン作業でのパートさんへの指導をはじめ、今任されたことを正確にこなして、一つずつスキルを磨いていきたいです。
プレッシャーはもちろんありますけれど、今はそれを目標にしています。
岡崎-
語学力を活かせるという意味で、海外勤務に興味があります。
もともと向陽技研に入って一番最初に魅力的に感じたのが海外にもシェアがあるという点でしたので“KOYO”ブランドを更に広げていきたいという気持ちはあります。
ただ、海外のものづくり企業を支えたいという思いで入社したので、貿易事務としてサポートメインで行えればと考えています。
今ちょうど貿易事務の業務を教えていただいているので、今の日本での仕事をある程度こなせるようになってから、ドイツ販社や中国販社等へ出張して、少しずつ海外での仕事も慣れていければと思います。
先輩の中でも入社2、3年目にドイツ販社やベトナム工場、中国販社へ異動になった前例もあり、向陽技研は若いうちからチャンスを与えてもらえ、望めばチャンスを掴める会社だと感じているので、私も目標に向かって、果敢に挑戦していきたいです。
06
来るものすべてを受け入れる
最後に求職者へ伝えておきたいことを教えてください
伊田-
作っているものの独創性が高いことから当初は製品に関して分からない点が多かったのですが、質問をするとイチから教えてもらえる点が魅力的です。
4月に入社してから新入社員は“マンツーマンノート”と言って先輩社員と1日おきに交換日記を行う取り組みがあるのですが、日記を通じて直接聞きづらいことや聞き逃したことを確認することができ、とても助かりました。
「次は何々を試してみるといいですよ」というように、その日行った作業のアドバイスもたくさんいただいて有難かったです。
また、月に1回全社員が集まる全体会議では、お客様からいただいたクレームを元にトラブルの未然防止・再発防止について話し合っています。
上司とコミュニュケーションを取る機会が多く、一人ひとりの意見に耳を傾けてくれる風通しのいい職場です。
間宮-
入社前に向陽技研の経営理念である「Heart & Technology」について、なぜ「Technology」が先ではなくて「Heart」が先なのかという疑問があり尋ねたところ、『技術も大事だが「お客様のために」という目線で、相手はどういった気持ちなのか、どういう風に使ってもらえるのかを大切にしていきたい』という経営理念に込められた素敵な意味を知り、ただものを作るだけではなくて、使う相手のことを思いやりながら製品を作っている会社という印象を抱いたことも、入社の一つのきっかけでした。
実際に入社してみて、ものづくりに携わりたい方にとっては、最適な環境が整っているように感じます。
勝又-
やっぱり女性が少ないからこそできるコミュニケーションもあるので、団結力が高いところは魅力的だと思います。
女性の割合がもう少し増えたらと思いますが、男女問わず協力し合える関係性でのびのびと働ける環境です。
岡崎-
ものづくりの企業だからという固定概念がなく、性別や理系・文系問わず門戸が広く開かれているとは思います。
ものづくりのことを専門的に学んでいる理系の方からみると開かれた業界・業種ですが、文系で全く関係ない大学出身の方は抵抗感が多少あると思います。
しかし、向陽技研には垣根を越えてチャレンジできる土壌が備わっています。
小規模だからこそ任せてもらえる仕事が幅広く、学びと成長につなげられるチャンスがたくさんある印象です。
岡崎
私は大学時代に授業の一環で、ものづくりをテーマに就活用のパンフレットを作ることになった際に、向陽技研の存在を知りました。外国語大学に通っていたので、海外に通用している関西のものづくり企業という条件で探した際に向陽技研が候補に挙がって、取材をさせてもらいました。
取材を通して実際に働く方々の姿を見て、英語や中国語を活かしながら、海外のモノづくり企業を支えていきたいという気持ちが芽生え、入社を決意しました。
間宮
僕は通っていた短大に来ていた様々な企業の募集要項を見ていた時に向陽技研に目が留まりました。
実は会社の近所に住んでいるので、何となく会社に見覚えがあるなと思い、興味が湧いて会社説明会や工場見学に何度も行きました。
もともと機械工学を学んでいてものづくりに携わりたいという気持ちがあり、同じ業界で就職活動を進めていたところ、地元にも近いですし自分が求めていることとマッチしていると思ったのがきっかけです。
勝又
私も間宮くんと同じで地元に近くて良いなと思っていたのと、ものづくりがしたくて就活サイトを通じて向陽技研を知りました。
高校では家具建築インテリア関連の学科でテーブルなどの家具を作っていたので、家具パーツメーカーという点に惹かれて入社しようと思いました。
伊田
僕はもともと工学部で学んでいて、就職する際に働くなら、そこでしかできないようなことをしたいなと思っていました。
鳥取出身で大阪から離れた場所にいましたが、場所よりもやりがいがあるかどうかにこだわって就職先を調べていく中で、金属加工業でそこでしかできないようなことという項目で絞っていくと、向陽技研とあと数件しか無くて。
グローバルニッチトップ企業に選ばれた点や国内トップシェアという点が目に入って、まさに自分が探しているようなところだなと感じたのが、一番の決め手です。